山梨県甲府市の中心地、甲府駅近くに位置するサドヤワイナリーは、明治時代から続く日本屈指の老舗ワイナリーです。写真のエントランスは、日本にありながらフランスの情緒漂う外観が素敵でした。背後には美しい緑と荘厳な建物（チャペルやレストランも併設）があり、訪れるだけで特別な体験ができます。

サドヤさんの魅力は、長い歴史と共に伝統的なワイン製造技術を守り続けているところにあります。特にフランスのボルドー地方で培った技術を取り入れ、日本の風土に適したワイン作りを行っているのが特徴です。ワインの製造過程を見学するツアーにも参加して来ました。普段なかなか見ることのできない醸造設備や熟成の過程を間近で見ることができます。ネタバレになるので内容は書きませんが、貴重な資料が揃っていて一見の価値があります。

ツアー後にはワインテイスティングとお土産を購入

ワイナリーを訪れるもう一つの楽しみがあります。それはやはりワインの試飲ですよね。サドヤさんでは、季節ごとに異なるワインを味わうことができて、その味わいの深さに驚くこと間違いありません。また、ワインショップでは特製ワインを購入することができるので、お土産にも最適です。特に人気があるのは、限定生産のヴィンテージワイン。ノンアルコールのブドウジュースも非常においしかったです。今回は、3000本限定のフレッシュワインとブドウジュースを購入しました。ワイナリーであるにもかかわらずサドヤさんが誇る逸品のひとつとして、特別なブランデーが置いてありました。『このブランデーは、1960年に蒸留された原酒をベースに作られており、サドヤワイナリーの創業者たちが長年にわたって培ってきた技術と情熱の結晶です。厳選された葡萄から造られたワインを蒸留し、長い年月をかけて熟成させることで、芳醇な香りとまろやかな味わいが生まれます。熟成された木樽の香りが、口に含んだ瞬間から豊かに広がり、贅沢な時間を演出します。』とのこと、現在は製造されておらず、貯蔵しているものを売り切ったら終わりだそうです。1本ウン万円ですがいかがですか？

甲府駅から徒歩圏内には美しい自然や歴史的な建物が多く、ワイナリー訪問と合わせて一日中楽しめるスポットがたくさんありますよ。ワインだけでなく、甲府の豊かな文化や自然も堪能できました。